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高等部から社会への発信

 高等部では卒業後の社会参加を意識して、聾学校や聴覚障害について地域の方に知ってもらう活動を生徒が企画・運営しています。実際に社会の方々とかかわり、自分の聞こえ方や必要なサポートについて伝えたり、手話や筆談で話したりして相互に理解し合うことを目的とした取り組みです。


 10月27日(日)ビエント高崎で行われた、どっと楽市に参加しました。作業製品の販売だけでなく、お客様に製品の説明をしたり、手話の輪カードを配布したりしました。

 


 11月8日(金)前橋上新田郵便局の道路側の壁に、生徒が描いた絵を飾りつけました。総合的な探究の時間に郵便局の飾りつけ班が、手話や学校での出来事、郵便局のキャラクターなどを絵に描きました。お客様に見やすいように展示の向きや高さを工夫しました。もっと大きく描いた方がいいな、と次の作品に取り組んでいます。

 


 11月9日(土)高崎市総合福祉センターで高校生企画講座を行いました。1学期に実施した聴覚障害や聾学校の認知度を調べるアンケート結果をもとに、総合的な探究の時間の高校生講師班が企画しました。聞こえ方は個々に違うこと、筆談やUDトークの必要がある生徒もいることを伝え、手話クイズと手話でおしゃべりをしました。山手線ゲームで盛り上がる班もありました。

 


 12月18日(水)地域の方と手話べりをしました。総合的な探究の時間の高校生講師班が、チラシの作成と配布、受付や駐車場案内もしました。自分たちの聞こえ方や、話すときに気を付けてほしいことを説明した後、「雑談マン」というWebサイトのルーレットでトークテーマを決め、手話でおしゃべりをしました。「まあまあって手話でどう表現するの?」「気づくはこういう表現で伝わる?」など質問があり、途中で手話を確認しながらおしゃべりを楽しみました。

 


2月1日(土)に高崎市総合福祉センターで手話べりを企画しています。詳しくは、「お知らせ」をご覧ください。

【高等部】校内実習

高等部の生活コース6名が、請負作業の校内実習を行いました。作業内容は前橋上新田郵便局に御協力いただきました。封筒に郵便番号や郵便局名のゴム印を押し、200枚の封筒に間違いがないか確認しました。また、カタログギフト注文書へ郵便局名やコード番号を記入したり、荷札のミシン目で切り取ったりしました。見本のとおりに間違えないよう、丁寧で正確に作業しました。「自分から質問や報告をする。」「丁寧な言葉遣いをする。」など、各自の目標も意識して作業しました。

【高等部】販売会

2月1日に情報デザイン科、3月12日に普通科生活コースが前橋上新田郵便局で作品の販売会を行いました。大量に品物をかかえてくださっているお客様にかごを差し出したり、品物の使い方を聞かれて堂々と答えたりしました。お客様とのかかわりをとおして、卒業後の社会参加に向けて自信を持つことができました。

【高等部】勢多農林高等学校との交流

 1月30日(火)勢多農林高校の生徒さんと、卒業式に使う花繭コサージュを作りました。養蚕業や勢多農産繭玉についての全体説明の後、一人一人丁寧に教えてもらいながらコサージュを仕上げました。高等部生徒の企画では、手話クイズをして盛り上がりました。自分の名前の手話表現や手話の由来を質問されたり、帰り間際にさっそく覚えた手話を使っている勢多農生の様子を見たりして、手話への興味の広がりを感じることができました。

【高等部】令和5年度いじめ防止ポスター最優秀賞受賞

 群馬県教育委員会主催のいじめ防止ポスターにおきまして、高等部3年須永玲緒奈さんが、高校生部門の最優秀賞、高等部3年齊藤来美さんが優秀賞を受賞しました。
 県内の小中高校、特別支援学校491校から5,490点(高校生部門79点)の応募があり、その中から選ばれました。
 おめでとうございます。

 最優秀賞

高等部3年情報デザイン科
須永 玲緒奈

 

 

 優秀賞

高等部3年情報デザイン科
齊藤 来美

【高等部】ピア・エデュケーション(大学生との交流)

 群馬県立県民健康科学大学を中心としたピア・サークルの大学生と「This is me!~それぞれの輝きを大切に~」をテーマに交流しました。「カタチのミカタ」では、一つの形から様々な絵をデザインし、発表し合いました。どの発想も豊かで、個性や違いを認め合いました。

 高等部の生徒も、自分たちの聞こえや手話について、タブレットで提示したりクイズにしたりして交流しました。今回の交流内容をもとに、卒業後の地域や進路先でどのように自分のことを発信したら良いかを考えるきっかけとなりました。

  

【高等部】卒業式

3月1日(水)に第75回高等部卒業証書授与式が行われ、5名の生徒が高等部所定の課程を修め、本校から巣立って行きました。卒業後も益々成長し元気に活躍されますよう願っています。

 卒業生入場  卒業証書授与
   

 ステージ上のスクリーンに文字情報を提示するとともに、
話者のとなりに手話通訳がつきます。
 

卒業生が1人1人「別れの言葉」を述べます。
先生方や保護者への感謝の気持ちを伝え、長い生徒で幼稚部から
15年間通い続けた母校に別れを告げます。