聾学校日記

9/9  バケツ稲が実っています

 小学部の5年生はバケツ稲を育てています。夏休みの間は家に持ち帰り世話をしてきました。この夏は暑かったので、水の管理がたいへんだったことでしょう。モミが膨らんできました。収穫が楽しみです。バケツ稲は、幼稚部でも育てていて、こちらは2学期からカカシが登場。同じく収穫の時期を待っています。

 今日の給食(ご飯、牛乳、さばのごまだれ焼き、ごぼうとたけのこのうま煮、生揚げと小松菜のみそ汁)

メインのおかず さばのごまだれ焼きは、焼いて、蒸して、ごまを振ってと手間がかかっています。無駄な油を落としてあるので、さっぱりと食べられます。さばは児童生徒、職員分の約180切れを一度に焼くのでそうです。

9/8 地域支援  高校入試で希望する合理的配慮を伝えよう

 通級指導教室での授業の様子です。今回は高校受験を控え、夏のオープンククールを通して感じた印象やどのくらい個別相談できたかを整理していました。受験に際して、またその後の高校生活を送るうえで進路選択は慎重に進めねばなりません。また、人によっては合理的配慮の申請を行うことに遠慮があるかもしれません。そこで、先生がこれまでの先輩がどんな合理的配慮を申請してきたかを提示し、一つ一つ確認していました。

今日の給食 (ご飯、牛乳、豚肉の生姜炒め、小松菜とツナのサラダ、具だくさん汁)

9/5  授業風景

 小学部6年 国語 夏休みの絵日記を発表しよう

 二人の児童が、互いの夏休みの絵日記を発表していました。夏休みにあった家族との楽し思い出。書いたこと以上に、伝えたいことがたくさんあるんでしょうね。発表の中で、友達や先生からの質問を受け、楽しい夏休みの作文を補足する情報がたくさんひきだされました。もったいないので、どうにか文を補充したいですね。発表では、「いつ? だれと? どこ? なに?」が軸になるので、これを落とさず話したり、聞き取ったりすると誤解がないことを学び合いました。

 高等部 2年 社会科 日本と清の近代化と日清戦争

 歴史好きな高校生ともなる知識量の豊かさに感心しました。授業に関わるワードが生徒から次々に出てきます。中学部の時に学んだこと、子どものときに見学した時のこと、マンガで読んだこと、それらを巧みにひきだして、こうじゃないかという回答を導きだしていました。この関連づけ、類推して自分なりの答えをもてるというのはすごい。授業で知識を先生から与えられるというイメージが強い歴史ですが、今日の授業は生徒がどこまで理解しているのかを探りながら、ここはというところで、質問を投げかけ、調べさせる。生徒が自分の知識を発言したいという欲求を上手く発散させながら授業が展開されていました。

今日の給食(うどん、イカの天ぷら、きのことなすのうどん汁、ほうれん草ともやしのごま和え)

 

 

9/4  4つの授業風景 ②

高等部 1年 国語 「古文を読むために」

 3人とも古文は少し苦手と言っていましたが、先生が巧みに問いかけ、苦手な古文を何で学ぶのか。生徒からのマイナス意見にしっかり聞きながら、古文にもいいとこがあるんじゃないかという思いを抱かせるように話題をなげかけます。生徒から「言い方は難しいけど、昔の人も思いは今と変わらない。」という意見が出て、何か学ぶ価値がありそうじゃないかという意識が芽生えてきました。「竹取物語」の資料では、竹の中からドラえもん。物語は今も引き継がれているという親近感がわきました。

 

  中学部 2年 国語 「話し言葉と書き言葉」   

 二人の生徒と先生が和気藹々と授業を進めていました。導入の話し言葉と書き言葉では、二人を題材にした例文を出して、上手に関心をひいていました。「宿題文」と「卓球部」での場面。どちらも話題に事欠かない。続けてこうだと話したいことがあります。例文からして、生徒が自分事として考えられる工夫がありました。「話し言葉」と「書き言葉」で伝えた場合の違和感を、二人が出し合っていました。

 

 

今日の給食(ごはん、牛乳、ゴーヤチャンプルー、ひじきサラダ、きのこと春雨スープ)